2015年1月1日木曜日

温故知新の一年に

  新年明けましておめでとうございます。昨年は皆様方に大変お世話になりました。今年も職員一同笑顔と穏やかさを忘れず頑張っていきたいと思います。
 

 年を重ねる度に月日は早く過ぎるもの、と言いますが、ふっと去年を振り返ると、二月の大雪に始まり、デング熱などの感染症の脅威、イスラム国の出現、錦織選手の飛躍、年末の総選挙など、起こった出来事は数多く密度の濃いものでした。しかし、ふと自分一人の視点で振り返ると一年間は気まぐれに吹き通った突風の様に一瞬だった気がします。大人になると過去の経験の蓄積から出来事の一つ一つに対する新鮮味が失われ、変化のないルーティンワークの様に時が過ぎ去る。これが時の流れを早く感じさせる様です。変化が乏しいと生活も性格も凝り固まってしまい、他人を受け入れる寛容性や、新しい流れを感じる洞察力がなくなります。ある種の偏見はもしかしたらこういう所から生まれるのかもしれません。転がり続ける石のように…とは大げさですが、内にも外にも新たな変化を感じ、広い視野で絶えず転がっていければと思います。
 
 

 緑の牧場学園は自然豊かな御牧ヶ原の山奥にあり、静かで落ち着いた佇まいです。どっしりと腰を降ろし、のんびりと四季を感じることは大きな喜びです。それだけでなく、新たな風や時代の流れにも目を向け続けることも大事な気がします。まさに温故知新の言葉通り、守るものと、切り開くもの両立。言うは易し、実行はなかなかうまくいきませんが、意識を持ち続けることだけでも違うかもしれません。
 温故知新の一年、とは少し大げさですが、ささやかな指標として心に留めつつ、明るく楽しむ気持ちも抱きながら、今年一年邁進していきたいと思います。
 
 
 
 

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